ウィッチフッドの灯って?|ウィッチフッドの灯

ウィッチフッドの灯って?

【ウィッチフッドの灯】は、静かでゆるやかなつながりと、そのための場を提供する活動を行っています。
日常生活のそばに、低干渉で安心できる場をつくることが目的です。

ウィッチフッドという概念

ウィッチフッド(witchhood)は、シスターフッド(sisterhood)という言葉から着想を得た造語。
ウィッチ(witch=魔女)たちの在りかたやつながりを、包括的に表現することばです。
※雰囲気や関係性を象徴する比喩として、「魔女」や「ウィッチ」という言葉を使用しています。

ウィッチとは、静けさを大切にし、自分のペースで暮らしを楽しむ人のこと

ウィッチフッドにおける「ウィッチ」は、森の奥で静かに暮らす魔女のような在りかたを目指す人。
自分の工房で好きなものを創ったり、鑑賞したり。にぎやかな場所は疲れるけれど、ときには町の人と交流したり。
他者との境界を大事にし、孤独であることを過度に恐れない心の持ち主です。

・付かず離れずの距離感が理想な人
・ひとりの時間を大切にする人
・競ったり争ったりしたくない人
・創作や表現活動が好き、または創作物を愛好する人
・直接的な発言や議論よりも、作品を通して気持ちを表現するのが好きな人
・群れるより、静かにつながる形を心地よく感じる人
・精神的にある程度自立しているゆえに、必要な時に助けを求めにくい人

低干渉型のつながり

ウィッチフッド的なつながりを象徴するのは、空に浮かべるランタンです。
木々の隙間から見え隠れするランタンのひかりは、誰にも何も強要しない、静かなつながりのしるし。
それぞれが自分の森で暮らしながら、遠くで灯を確かめ合うような共同体。それがウィッチフッドの原風景です。

・返信や交流は強制されません
・無言で眺めているだけでもOK
・批評・アドバイスは相手が明確に求めているときのみ
・強い主張や勧誘はNG
・参加も退出も自由

めざすもの

ウィッチフッド的な「場」の提供…低干渉型コミュニティの設立と維持
ウィッチフッド的な生き方の肯定…物理的・精神的な生きやすさの追求
ウィッチフッドという概念の普及…ウィッチフッド的に在りたい人が辿り着くための手助け
社会的処方、地域共生社会などの概念に添う活動です。
多くのコミュニティでは、集うこと・発言することが重視されがち。そんな場に馴染めない・安心できない人を取りこぼさないための選択肢のひとつとして在りたいのです。

基本的なスタンス

生活に寄り添い続ける、慢性期的な在りかたをすること。一時的(急性期的)な課題への対処を軸とするものではありません。
「お客さまとホスト」ではなく、各自が独立した「工房の主」として存在します。

宗教団体やスピリチュアル活動ではありません

ウィッチフッドは、宗教やスピリチュアル・自己啓発活動を目的としたものではありません。
「魔女」「ランタン」などの言葉は、あくまで雰囲気や関係性を象徴する比喩として用いています。
また、商品の販売やサービスへの勧誘につながる活動ではありません。